カーリングと囲碁はよく似ている 2014/02/14

2014年2月14日金曜日

囲碁

ソチオリンピックのカーリング中継を見てたら「囲碁と似てる所がけっこうあるなぁ」と感じました。
自分の好きな物に似てると知らない物でもとても興味が湧いてきますよね?
双方のルールを知ってる人、片方しか知らない、はたまたどっちも知らない人も読んで頂ければ幸いです。

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1、「ルールが分かり難い」
全く知らないでみるとどちらも何が起きてるのかさっぱりわからないと思います。
ですがカーリングは実況でルールなどを簡単に説明してくれるのでそこそこ分かってきました。
ある1投が何を狙っているのか?その1投が成功したのかそうでないのか?も詳しかったです。

分かった範囲で説明すると
1ゲームの中に10エンド(ボウリングで言う10フレーム)、1エンドの中で8投(ストーンx8、2チームで16個)
お互い8個ずつ投げた後最終的に中心に近い位置にあるストーンの所持チームに得点が入り
そこから外側に数えていき相手チームのストーンがある手前までのストーンまで加算されます。
ちなみに、一番内側にあるストーンを「ナンバーワン」以下「~ツー、~スリー、~フォー・・・」と呼びます。
得点が入ったチームは次のエンドで不利な先攻に、取られたチームが有利な後攻になります。


2,「途中いくら稼いでも最後に負けていれば駄目」
カーリングは「中心に近いところにストーンを置けばいい」と言う事は知ってる人は多いと思います、私もその一人でした。
だけどどの段階で得点が入るのかは良く分かってませんでした。

囲碁は「大きな陣地を稼げば勝ち」と良く言われますが1目(1点)でも多ければ勝ちなので
無理に点数を取ろうとして無理をする必要はありません。
ただ囲碁はパッと見て形成が分からないのが難しい所です。

その点カーリングは一目瞭然、内側にあるストーンがいくつあるか数えれば現在の(仮の)得点が分かります。
それが後攻の8投目が終わると確定するわけです。


3,「ストーンを投げた後どういう形になるか考える」
カーリングで考えることは
・自分のストーンを内側に近づける
・相手のストーンにぶつけたりして外側に遠ざける
・相手に内側に入られないようにブロックする (etc...)
他にもあるかと思いますがこんな感じで、どこに置いたら最大の効果を発揮するかが肝心です。

囲碁も考え方はほぼそっくりで
・自分の陣地を多く取れるように石を配置する
・相手の石があまり働かないようにする
・相手に自分の模様(勢力圏)入って来られないようにブロックする (etc...)

名称がストーンか石かの違いでやってることはほぼ一緒です。


4,「ギブアップもある」
カーリングは、点差が開きすぎてもう勝ち目がないという時にはエンド終了時にギブアップが出来ます。

囲碁も途中でギブアップ(投了)して負けを認めることがあります、そうすると「中押し勝ち」になります。

5,「決着までが長い」
カーリングは第5エンドが終わると休憩が入りますがそこで約1時間、更にギブアップがなければその倍の2時間かかります。

囲碁も大会などのルールによって変わりますが一般の人が普通に打つと1~2時間程かかります。
この辺が囲碁が敬遠される一つの要因かと思います。
子どもたちなど感覚を重視する人なら30分以内で終わることはしばしばです。

カーリングみたいに短い対局を何個かやると面白いかもしれません。
(例えば十番碁を本来の19路でなく9路でやるなど)
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ルールは違えど考え方が似てると見ていてとても楽しいです。
他にも自分が好きなことと似ている競技などを見つけてオリンピックをもっと楽しみたいですね。

(カーリングと囲碁について書いている他の方の記事)
カーリングの愉しみ 玻璃色のまどろみ/ウェブリブログ
カーリングの初歩的説明~なぜ石をはじき飛ばさないのか♪: テンメイのRUN&BIKE