19日の家出未遂の行動を振り返る

2015年5月23日土曜日

徒然・駄文

今となっては随分前の事のような、夢だったんじゃないだろうかと思うような行動でした。思い出しつつ書いていこうと思います。

数日前から5時だの6時だのに目が覚めていてその日は5時半起床。前日に不安で押し潰されそうな状態で連絡をとった友人が住んでいるという所へ向かうことを決意。今までそんなことをしたことがなかったので結構勇気が要りましたがなんとか出発、曇り空で心のなかもそんな感じでした。電車に乗っている時もその辺を歩いてる時もかなり変な気分でしたが何とか栃木県宇都宮駅に到着。途中乗り継ぎ間違えて到着は2時間以上かかってしまいました。その時にメモに色々書いていて一部書いておくと


  • 家にいると嫌な日常を感じておかしい
  • 外の世界に現実感がない
  • 家を離れて過ごす時間が必要、出来れば長期
  • 部屋などの閉じられた空間にいるとそこ以外無いような感覚
  • 自分もおかしいが、母もおかしいのでは
  • 今の感覚は専門学校へ行っていた時急に落ち込んだ時にそっくり
  • 仕事があって環境が変わってればまた違ったのかも
  • 本当の意味で生きてる実感がほしい
  • 人の迷惑にならないようあまり頼らなかったのが間違いだったかも
  • まだ正常な所があるうちに家出を決めた
  • 自分が自分でない感じ
  • 何か考えると今までの時間が経ちすぎているのが怖いのと、考える世界が自分の今まで見てきた人と記憶しかないのが怖い
  • こうやって色々書いていると少し気が紛れる
  • どこにいても場違いな感じ
  • 薬(レキソタン)を飲んでいたあいだの時間が夢の中だったような感じ
もう頼るところがなかったら完全に自殺してたような気持ちでしたね。あと書き置きの下書きまで書いていてあとで送ろうともしていました、結局送りませんでしたが帰宅後見せました。


宇都宮駅に到着後は夜にならないと友人が帰宅しないというので時間を潰すため地図をスマホで撮って公園を渡り歩くことに。はじめは小さい公園に行ったのですがイスが濡れてたのですぐに立ち去りました。次に山にあるらしいかなり大きい公園へ、本当は南側から入る予定でしたが道を間違えて北側の方まで行ってしまいました、山は結構急で山登りなんてしたことないので結構大変でした。途中駐車場のようなところに警備員の方が3人ぐらいいましたが確実に変な目で見られてたかと思います。登ったところには競輪場がありそこそこ人もいて「平日にこんな所がやってるんだな」と思いました。とりあえず公園を横断することに、途中屋根付きの休憩所が会ったのですが白い虫が何匹かいたので座るのはやめ歩き出します。その時地図は覚えていたのですが地図の向きと南北の向きが違っている事をすっかり忘れてたようで南に向かえば良いのに西に向かおうとしててコンパスの向きが頭で考えてる方とは違う方に触れるのでかなり混乱してました。何とか下山し図書館に向かうことに、入口の前まで辿り着いたのですが手提げのかばんなどは預けなければいけないらしくちょっと躊躇ってしまい結局入るのはやめに。


 
昼近くなったので駅に戻って近くの店の地下のイスでぼーっとすることに。あの時の気持は「もう何もかもどうでもいい」という感じでした。でも、お腹が空いたのでおにぎりを食べまた少しぼーっとしてから上の階へ。そこで歩いているととある本、東田直樹さんの「跳びはねる思考 会話のできない自閉症の僕が考えていること 」を発見。2週間ほど前にNHKでやっていた番組を見て覚えていたので目に止まりました。少し立ち読みをしていたらすごく自分の気持ちが代弁されているような感じで普段ならこの値段の本は買わないのですが思い切って購入。3時間ぐらいかけて読破しました。
その中に書かれていてすごく共感したものの一部に


  1. 記憶が線ではなく点のようなもので、十年前の記憶も昨日の記憶も変わりない
  2. 人はどんな時も前向きでいたいと願う
  3. まるで壊れたロボットの中にいて操縦に困っている人のよう
  4. 必要とされることが人にとっての幸せ
  5. 決まった時間に決まった行動をすることにに対して強い緊迫感
  6. 普通の人に比べて少し変わっているところもあるが、僕個人の考え方も知ってもらいたい
  7. 誰にも気持ちを分かって貰えなかった頃まるで暗い洞窟の中にいるよう
  8. 僕にとっての現実世界は雲の上から見ている感覚、色々試しても届かない
  9. 異次元の世界に迷い込んでしまうような錯覚

前半半分だけでもこれだけ共感できる所があります。
1は、一番古い記憶は幼稚園の時に何が合ったか少し覚えてますし、数日前の出来事も印象の強さの上ではあまり変わりません。
2は、前向きでいないと精神的に壊れちゃいますよね。
3は、人間という体は持ってるはずなのに何をやってもうまくいかない、どういう行動をしたら良いのか
4は、やはり人の役に立ちたいと思うわけで時々ネットのQ&Aなどで回答したりすることもありました。
5は、ちょっと違うかもしれませんが、朝8時に起きるというのが日常だった場合それより早くに起きるという選択肢は考えてませんでした、起きても特にやることがないのである程度時間を潰さないと時間を長く感じすぎるのかもしれません。また、予定に入ってない時に夜出歩くということが殆ど無かったので夜はあまり外に出たくないと感じてる気がします。
6は、私の場合こうやってブログなどやって人とつながりを持ちたいと思っているわけです、誰が見てくれるか分かりませんが
7は、今まさにそんな感じでやっぱり「仕事」という出口に使ってさまよってる感じです。
8は、テレビのニュースやバラエティを見てても別世界の話のようで、私がそちら側へ行くことは一生ないんじゃないかという感覚に襲われます。
9は、ここ10日ほどは特にそういう気持ちでいっぱいで、今は落ち着いていますがあの気持でいっぱいになったら何しでかすか本当に分かりません。

あの時この本を読んでいなかったら家に帰るという選択肢を選んでなかったかも知れません。この本にはとても感謝しています。それでその日は何とか家に帰り着くことが出来ました。貴重な体験ができて今では行動してよかったなと感じています。

あと大した話じゃないですが、その日の朝家出する気満々だったので契約してしまったパケホーダイを2日後解約、あの時はせめて携帯ぐらいはないとと思って両親には悪いと思いつつ契約してしまいました。その辺は書き置きにも書いておりました。


これが今思い出せる19日の行動と気分です。