周りが動けば時を感じ、周りが止まれば時を見失う

2018年2月3日土曜日

1万8078歩、歩いてきました。
家にいて座ったり寝ていたりしても1秒、外で活動的に動いても1秒、そういうことを実感してきては活動的になりました。

今日は上野動物園・科学博物館・アメ横・かっぱ橋、に行ってきました。

日比谷線に乗ったら例のクラシック音楽が流れていました。
かなり大音量だなと思いましたが、地下に入ると意外とそうでもないなと。
ただ、音楽を流すならついでにノイズキャンセリングで騒音を打ち消したほうが良いんじゃないかとも思いました。
ただ、無音になりすぎると私みたいに無音が怖い人は電車に乗れなくなってしまうかもしれませんが。

上野動物園は最近パンダで話題ですが、チケットがないと見れないと思っていました。
しかし、リーリーだけは普通に並ばずに見れる所にいました。
こういう思い込みは現地に行ってみないと払拭されないんですね。
中国人と思われる人が写真を撮っていましたが、日本の「ハイチーズ」に当たる物は「イーアルサン」なんだなと知り、勉強になりました。

科学博物館は今度求人が出ていたので応募してみようと思う会社No1だったので行ってみました。
しかし、化学が全然無いみたいなのでここは止めて別の所に応募しようかと思います。
音が響く空間にいると飛行場感があります。場所の雰囲気より音をどう感じるかのほうが自分は強いようです。
ちなみに、上野動物園と科学博物館は障害者手帳の提示で無料です。
あっさり通してくれるので、この手帳に今更ながらありがたみを感じます。

アメ横では昼食の場所を探していました。
今までは無難なチェーン店や洋食やカレーなどどこにでもあるようなものを食べていました。
今日は、本当は和食で魚を食べる予定でいました。
ですが、”未知のものを探す方法”というのが全く身についていないので、どこをどう探せば良いのか全く分かりません。
特に、和食はあまり見当たらず、飲み屋・洋食・揚げ物がほとんどです。

途中、台湾料理屋「新東洋」というお店が気になり行ってみました。
頼んだのは「鶏肉と玉ねぎに(?)炒め定食 800円」
所々間違っているようだったので「に」は「の」の打ち間違いかなと。
辛くないと思っていたら意外と辛かったのですが、下にちょっとピリッと来るぐらいで辛いのをあまり食べない私でも美味しく頂けました。
量も私にはかなりあり、3分の1ぐらいで完食できるか心配になりましたが汗をドバドバかきながら完食。
注文を取ってる人はちょっとぶっきらぼうでしたが、チェーン店では味わえない応対を体験できたので良かったです。
今までなら個人店っぽいところは近づくことも出来ず、しかも1階でない店に入るなんて以前じゃ考えられません。

途中、トイレに行きたくなりパチンコ屋で店員にトイレの場所を聞くのも問題なく出来ました。
その後のかっぱ橋に行く途中も道を聞くために交番で道を尋ねることも出来ました。
ようやく人間に慣れてきたなという実感があります。

こうやって自信が出てきて色々経験していると、自分の時間の感じ方が分かってきます。
周りの人がせわしなく動いていると自分の時間も動いているように感じ、周りの人があまり動いてない(見えていない)と止まっているように感じるのだなと。
街中で自分が立ち止まっている時は時間が進んでいるように感じ、料理屋で座って待っている時は時間が止まっているように感じます。

周りが盛り上がっているのを見て、自分はあんな感じに一人ではしゃげないというのを自覚するとちょっと寂しくなります。
今までは周りに合わせていただけなのだなと。

新しいことを知ると、今まで自分がやっていたのは与えられた範囲で仕方なくやっていたのかなと感じてきます。
上野に行ったあと、秋葉原でハイレゾのウォークマンが3980円だと言うので行ってみましたが、全然新鮮さを感じずに楽しめませんでした。
目的のブツも売り切れのようでした。
売り切れは全然かまわないのですが、今まで自分は何をモチベーションに生きてきたのか?ということが不思議でなりません。
「そんな環境で今まで生きてくれてありがとう」という感情と「よく今まで生きてきたな」という感情が、秋葉原~帰路に着く時に強く感じしんどかったです。
今までは苦労も楽しさもかなり限定した状態でしか知らなかったのだなと。

ゲームも電気屋もあまり魅力を感じなくなってきました。
新しい所に喜びを感じられるようになったので、一旦取りやめていた旅行会社も応募をしてみようかと思います。
まあ、実際旅行に行けるわけではないですが知識を取り込んでおくのは無駄ではないかと思いますので。

------------------------------------------------------------

「ネットの発展によってインターネットの情報が自分の記憶だと思いこんでいる」
という記事を見ましたが、自分の場合は
「自分以外の他人の言動や行動が自分の経験として思い込んでいる」
だったのかもしれません。
覚えるだけで自分の経験としては噛み砕けていなかったのかなと。
なので、
「見えているところしか理解できない」
という人間が出来上がってしまうのかもしれません。

子供の頃の効率厨は、大人になっての非効率厨になるというのがよく分かる体験でした。

就労移行支援で一人あたり月に25万円ぐらいかかっているというのを考えると、海外とは言わないので国内留学をしたほうが理解は早い気がします。
一旦家に戻ってしまうとその時に感じた新鮮な感覚を理解する前に現実に引き戻されてしまい、私がやっているようにメモを残さないと
「今日の出来事は夢だったんじゃないか?」
と毎回感じ、あまり効率が良くないように感じます。

2年間家から出勤という形で就労移行支援を利用させる仕組みを取るより、体力がある人には数ヶ月家に戻る必要のない仕組みを取り入れたほうが本人のメンタルを理解する速度も早まると思います。
ホームシックになる人ももちろん増えるかとは思いますが、そうなった場合は今の制度通り在宅しつつ通う形にすれば良いのではと感じました。