人は思い詰めると、身近な幸せも分からなくなってしまう

2016年1月4日月曜日

感じた事・考えたこと

囲碁棋士の金沢真七段、初めはツイッターで詰碁のツイートをしてくれるのでフォローさせていただいておりました。
昨年11月ぐらいからイジメ問題などを解決する方法などのツイートをしていて、始めは普通に感心していました。
しかし、今日になって突然の引退宣言

熱心な囲碁ファンなどからすると、「辞めないで」とか「簡単に辞めるなんて」とか、まあ大体そういう考えになるかと思います。
私としては、私も結構しょうもないことで長年悩んできましたが、悩むよりちょっと遊びにでも出かけたほうが、気分もすっきりするんじゃないかと思うんですよね。

でも、そのしょうもないことも、本人からしてみれば大問題で聞く耳も持てない状態に陥ることに。
酷くなると、「自分がいないほうが良いんじゃないか」とか「○○がいないほうが~」とかどんどん悪い方悪い方に考えが移行していくんです。
最悪、法を犯す考えまで登場し始めますからたちが悪いです。

人は何故か思いつめると、遊ぶ気力すら湧いてこなく、仕事を始めとした色々な事に力を入れすぎてしまうようです。
それを断ち切るために、ここで誰かが「まあとりあえず遊びに行こうや」と無理矢理にでも引っ張りだしてあげるのが重要なんじゃないかと。

私も、高卒後はだいぶ落ち込んでいましたが、今も変わらず交流してくれる友人がいたからこそやって来れたと思うんですよね。
囲碁棋士だと、周りは見知った仲でもいつかは争わなければならないライバル同士ですから、どうしてもメンタル面では休めないと思います。
「職場の仲間ではない友人」との交流は結構気が休まるんじゃないですかねぇ・・・

金沢七段は、相当人のためになるようなことを考えてしまっているため、自分に対して無力感を感じてしまっているようです。
この状態だと、引退の決断を他人がどうこう言っても多分決心は変わらないと思うので、気を紛らわせてくれる人がいることを祈りたいですね。
彼は既に職があるのですから、その幸せを大事にしてもらいたいですね。